第16章 烏養監督、おかえりなさい!
いよいよGW合宿当日の朝。
今日は朝練が無いのでいつもよりだいぶ遅めに登校。
菅原「おはよー!夏妃ちゃん!」
夏妃「おはよう!いつもより元気だね!」
菅原「そう?朝練無くて少し長く寝られたからじゃないかな?あ、てか行こっか?」
夏妃「そうだったね!遅刻したら怒られるもんね」
菅原「そこまで遅い時間じゃないけど・・・」
私は扉の鍵をかけながら一緒に笑った。
菅原「そう言えばさ、今年も夜は潔子の家?」
夏妃「うっ!!」
菅原「う?どうしたの?
まさか・・・合宿所に泊まるとか?」
夏妃「かな?潔子にお願いするの忘れててでも本来マネージャーも合宿所で寝泊りしてるんだし、大丈夫だよ。きっと・・・」
菅原「大丈夫なのかな?俺心配。」
心配してくれてる孝支くんがいつもより優しく感じる。
夏妃「ありがとう、孝支くん。私の不注意だもん仕方ないよ。それに、みんなといる方が安心だから。」
菅原「うん。分かった。」
そうは言ってみたものの少し心配だったから潔子に聞いてみた。
すると・・・
清水「私、今年は親がいないから合宿所で泊まらせてもらおうと思うの。」
夏妃「え、そうなの?」
清水「うん。お父さんは出張中でお母さんは今朝おばあちゃんが倒れちゃって側から離れられないって今メールが来た。それで家には私しかいないし、何かあるといけないから合宿所の方で泊まりなさいって。」
夏妃「そうだったんだ。じゃあ着替えとか」
清水「部活終わってから取りに行くつもり」
夏妃「そうなんだ。よかった〜
孝支くんには大丈夫って言ったけど、実際には女子一人で寝るのは寂しかったんだ〜」
清水「それなら言ってくれれば良かったのに。
でも今年も夏妃と一緒に寝られるってことだよね。場所は違うけどね」
夏妃「うん!久々に潔子とお泊り嬉s
キーンコーンカーンコーン
ええもう昼休み終わり!?じゃあね潔子!また放課後に!!」
清水「うん」