「愛ほど歪んだ呪いはない」を象徴する作品。
説明にもある通り、呪いをかけられて、ある一年間を過ごしては死を迎えて何度も回帰する夢主。
呪いを解く王子様は五条さんだと信じ続けて、回帰の度に突きつけられるのは、自身が信じ続けた「真実の愛」への否定。夢主さんの苦しみ、憎しみ、諦めきれない愛で心が揺れ動く葛藤がひしひしと伝わってきて、とても切なくなりました。
それでも必死にもがき続ける夢主さんには、ぜひ幸せになってほしいと思いました。
個人的には夏油さん推しの方にもおすすめしたい。原作の雰囲気に近く、それでいて切なくも甘い愛情をくれる夏油さんがおります。
お体に気を付けて執筆を続けていって下さい。
2023-11-09 21:50:00