なんて心惹かれるタイトルなんだろうと気になっており、けれども原作の知識がほぼ無く、それで読むのは失礼かなと手を出せずにいました。それでもどうしても読みたい気持ちに勝てず、登場人物の知識を最低限つけ、少し覗くだけのつもりで読み始めました。

その結果、設定、ストーリー、すっと心に沁み渡るような文章が素敵過ぎて読む手が止まらない。名前変換は出来ないのですが、そんな事はどうでも良いと思える程の素敵な物語。もしそれを理由に読むのを躊躇している方がいたならば勿体無い。

彼女の声よりもずっと

そのタイトルの先にどんな言葉が続くのか…それをもっと知りたいと思わされる、センチメンタルで心優しい物語です。

なんでしょうかこの癒したっぷりの素敵な物語は。荒んだ心がものすごくほんわかしました。

紹介文にも書かれております通り、絵本のようなお話で、ものすごく可愛らしく、所々クスッと笑えて、この優しい世界に引き込まれます。読み終えた後もこの世界の余韻に浸りたくて、読んだシーンを頭の中で何度も反芻しました。

この世界観を最初から最後まで貫き通すのはすごく大変だったのではと思い、綺羅星様の想像力の豊かさも素晴らしいと思います！猫好き、そしてもちろん煉獄さん好きには是非とも読んでもらいたい作品です。

クスッと笑えてしまう内容から、キュンとする話、そして切なくなってしまうような話まで、たくさんの魅力的な短編があります。

そして、普段は煉獄さんがお相手の作品ばかり好んで読んでしまう私ですが、kingyo*様の作品は本当に面白く、別の方がお相手の話も読みたくなってしまいます。どうしてそんなにも色んな方の特徴を捉えるのがお上手なんでしょう？まだ全部は読めていないので、次は何を読もうかなとわくわくしています。

時間がない時も楽しめて、短編集の良いところがたっぷり詰まった、素敵な素敵な作品です。

煉獄さんの事を心から愛し、そして煉獄さんに心から愛される。原作を読み、こんな人が煉獄さんの心の支えになってくれていたらいいのに、と私が思っていた事が【花炎の記憶】にはいっぱ詰まっていました。

また、綺麗に愛し合う2人という描写だけでなく、人間が持つ相手を欲する本能の部分も赤裸々に表現されており、どきどき心が沸き立つのが止まりません。

お春さん様が書かれる煉獄さんへの愛がいっぱい詰まった物語、きっときっと幸せな未来につながるに違いありません。

本来ならばもっと客観的にレビューを書ければよかったのですが、気持ちが昂りすぎてそれすらもできませんでした。今後の展開も楽しみにしております。

真面目で努力家、向上心があり負けず嫌いな強い心を持った剣士。その一方で、煉獄さんに真っ直ぐな愛を向け、時には甘え、"恋する女の子"という部分も兼ね備えた魅力いっぱいの主人公。読めば読むほど煉獄さんと夢主の師弟としての面、恋人としての面にグイグイと引き込まれます。

また神話や天体等、作者様の持っているであろう知識と鬼滅の世界観を違和感なく織り交ぜて作られたストーリーも斬新です。作者様が音楽好きということが影響しているのか、言葉の選択肢がとても綺麗で、素敵な表現が多くそんな風に表現するのか…と驚かされます。

煉獄さんと主人公にどんな結末が待っているのか。今後の展開も楽しみです。

煉獄さんと、儚くも優しく芯のある夢主との愛溢れる物語り…と言う言葉では全く足りない！人と人との繋がり、思いやり、葛藤など、登場する鬼滅キャラクター達全ての心のあり方を丁寧に表現した素敵な物語です。

また、煉獄さんとの溢れんばかりの愛にキュンとさせられたかと思えば、シリアスな内容に心をぎゅーっと締め付けられる、緩急の取れた表現にもとても引き込まれ、作者様の知識の豊富さにも、読みながらそんなものがあるんだ！と思わされる部分も多く読み応え充分。

今後どんな展開になっていくのか。展開の読めなさも【その恋は琥珀糖のような】という物語の素晴らしい点でもあります。

これからも楽しく読ませて頂きます。