書き手のエルさん自身仰っています。
暗い話であると。
しかしそれは決してこの作品を表す全てではありません。このどっしりとした描き方は、進撃の巨人という世界観をむしろ如実に著していると思うのです。
各々距離を持ちながら思い合う登場人物たち、閉じた地下の虐げられた世界にあって支え合いながら、また互いの事情を抱えて生きざろう得ない現実。その中で芽生える気持ち、温もり。細やかだからこそ一層輝きを増す大切な相手と紡ぐ時間。
喪失の後の、ラストの描き方が好きです。
捉え方はそれぞれあると思います。けれど、私はこのリヴァイ兵長に惹かれずにいられない。
若く真摯な兵長の初めの恋のお話、お薦めです。
[投稿者] カンバラ
[投稿日] 2017-01-19 22:04