第20章 料理壊滅系女子:桜井
次はデザート。
さん手際いい!
「よくお菓子作りするからね~♪」
「そうなんですか!」
良かった……大丈夫そう。
……真面目に頑張ってる。
こんなに近くで見られるなんて、贅沢だ。
可愛いなぁ。
奥さんってこんな感じなのかな?
ちょっとだけ、抱き締めてもいいかな……。
いやボク何考えてっ……!
今まで手繋ぐので精一杯で、そういうことしたことないのに!
今日どうしたんだろう。
いつも以上に、君に触れたいんです……。
女の子を抱き締めるってどんな感じかな……。
「よし、あとは冷やすだけかな」
「お疲れ様です」
一段落ついたので、居間のソファで休憩。
脱力しきっているさん……無防備で可愛い。
なんでこんなに可愛いんだろう。
今日ボク何回可愛いって思ったかな。
今まで勇気がなくて何も出来なかったけど……できそう。
しても、いいよね……?
青峰さんにも色々言われたし……。
あ、色々っていうのはその、「まだそんなこともしてねーのか」とか言われまして。