第2章 ダジャレ系女子:伊月
繋いでいる手を優しくオレの側に引く。
「え? 何? ……あ」
そっと、触れるようなキスをした。
いつも楽しませてくれる。
いつも頑張ってくれる。
いつも、傍にいてくれる。
感謝してもしきれない気持ちを、オレなりに少しだけ表してみた。
はそんなの気付かないかもしれないけど。
「なぁ、次のデート、遊園地に行かないか?」
「……行く、行きたい ! ! 」
予想以上に喜んでくれてる。
オレも今から楽しみだ!
「「……遊園地に行きたいと言う園児!」」
かぶった!
こんなことあるのか!
……嬉しすぎる。
「うそぉ ! ? 同じの思いつくなんて…」
「以心伝心だな!」
「質下がったんだー!」
「えっ ! ? 」
少し……ショック。
でも、またこれから一緒に愛とダジャレを育んでいけるもんな!
~End~