第5章 グイグイ系女子:日向
「ところで……」
「ん?」
「いつになったらチューしてくれるの?」
だから何で今日こんなグイグイくるんだよ!
お前分かって言ってんのか!
こんな姿勢でチューしたら止まらなくなるかもしれねぇから必死で抑えてんだよ ! !
「いや、いつって……」
「今でしょ」
今でしょ、じゃねぇよバカヤロー!
ったく、バスケだと思いっきり攻めるのにこいつには奥手になる……。
そうだな、奥手なんだよな、だったら今をチャンスとして攻めるのが妥当だな。
「……目瞑れ」
「……うん」
ほんとに同い年かよ……色気すげーぞ。
どぎまぎしながら、優しくキスした。
次第にがもっと欲しくなってきて、激しくなった。
「っは、大丈夫か?」
「大丈夫ばないけど……嬉しかった、ありがとう」
コイツの笑顔に悩殺……。
不器用……。そうかもな、特にには。
キス一つも、したくてもなんか別の方向行くし。
じゃあ、まぁたまにはがグイグイくるこんな日もあり……かもな。
たまには、だぞ。
毎回だったらオレがぶっ倒れるわ ! !
~End~