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黒バス系女子

第37章 脱ピュア系女子:小金井


「聞きたいことがあるんだけど、いい?」

「ん? なにー?」


………………。

なんか……いつになくモジモジしてない?
照れ顔してるし。

まさか、とうとうこの時が ! ?
おお! やっと本当の"男"になれる時が!

アレはもう買ってあるからオレはいつでも準備オーケーだよ!
ちゃんと優しくするからね!


「慎二は……なにスケベですかっ!」

「…………え?」


ナニスケベ? なにそれ。

あ、もしかしてムッツリスケベかオープンスケベかってこと?
そっちか。

オレかぁ、んー。


「普通?」

「普通……」


なんでそんなに悩んでんの ! ?
変なこと言っちゃったかな?

でもまさかがこんなこと聞いてくると思わなかった。
付き合ってみてわかったんだけど、すげーピュアでさ。
なんか、あっち系は全然わかんないっぽいんだよね。

だからオレも今まで大それたことはして来なかったんだけど。
興味、持ったのかな?

脱・ピュア! になるかな。
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