第3章 「初めて…しちゃう?」【裏】
「うぁ…征っ…!」
征十郎が選んだというベッドは私たちには大きすぎる特大サイズ。
簡単に荷物を片づけてすぐ近くのスーパーで食材を買って新居での記念すべき初ディナー。
一緒に入りたいとか言う征十郎を振り切って一人でお風呂に入り
(二人で入っても余裕なくらいすごく広かった。)、
リビングでくつろいでから二人で向かった寝室。
征十郎が決めた寝室には、紫原くんでも余裕で寝れちゃうぐらいのそんなベッドが一つだけ置いてあって、
私が状況を理解しようとしている間に私は征十郎によってベッドの上に横たえられた。
「お風呂でもよかったんだけど、が嫌がるからね。」
わけがわからないまま重ねられた唇は、昼間とは打って変わって荒々しくて、私の呼吸なんてすぐ征十郎に支配されてしまう。