• テキストサイズ

【黒子のバスケ】とある青春STORY【短編】

第1章 図書委員*黒子テツヤ


*黒子side*


返事があるなんて知らない僕は、いつも通り本を棚に戻していました。

もしかしたらさんは気付いてないか……もしくは僕だとは知らずに捨ててしまったかもしれません。


ちょっと気になって例の本が置いてある棚まで足を進めると、そこにはメモを挟んだ2巻がありませんでした。

これであのメモはさんの目に止まったのは間違いありません。

何故言い切れるか……。
それはこの本は目立たない場所にあるからです。


「あ……」


けどどんな話なのかとこれまた気になって、僕は1巻を手に取ってパラパラと捲ってみました。

すると二つ折りにされたメモ用紙が床に落ちたのを見たんです。


音もなく床に落ちている白い紙を見ただけでドキッとしたのに……

それを拾おうと屈んでさらに胸がドキッとしました。


二つ折りにされているから少しだけ内側が見えちゃうんですけど……



チラッとだけ最初の文字が見えてしまったんです。
/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp