第6章 サボり*青峰大輝
*青峰side*
【屋上】
あったけー陽気の今日。
1人屋上でサボってたけど、いつもココにやって来る奴が……いくら待っても来ない。
何気毎日期待してた部分もあったから……オレの手は勝手に携帯を握り、さっきのメールを送った。【屋上】とだけ打ったあっさり過ぎるメールを。
あー……つまんねー……。
こんな事をぼんやり考えながら、腹の上に携帯置いてまた目を閉じるオレ。
震えるわけでも音が鳴るわけでもなく、携帯は虚しく腹の上で大人しくしている。
来ねーのか…?んだよ「毎日来るね!」とか言ってやがったくせによー……。
独り言は幾ら周りに誰も居なくても恥ずかしいもんがあるから、心で奴に不満をこぼし……
「Zzzz」
オレは眠りについた。