第2章 序章
世の中はこんな人々で成り立っている。
生まれつき顔つきがいい人、運動能力が優れている人、頭脳が素晴らしい人。
私はそのどれも当てはまらない。影が薄く、何も出来ないただの人間。
中学校では友達を作らず、影でひっそり過ごしてきた。
友達を作れば心がズタズタにされることがあるから。
私は小学校でそういう経験をした。本当に辛かった出来事。
高校生の今も友達など作らず、一人で目立たない感じの生活をしている。
私とあいつは違うんだ。
まるで、光と影。
私なんかとは違う。立場が、存在が。
そんな奴と出会ったのは、今から3ヶ月前のことだった。