第12章 vs秀徳
誠凛は火神のダンクから勢いを取り戻し、ついに2ゴール差まで縮めていた
そして第4Q残り3分、リコの予想通り秀徳は緑間で責めてこようとする
が、緑間がパスを受け取る前に黒子がスティール
誠凛はカウンターを狙うが、大坪にブロックされる
そこから秀徳がペースを落とし、激しくなると思われた試合は不気味なほど静かだった
残り38秒、緑間が3Pを決めるが、残り20秒すぐに誠凛も日向が3Pを決める
これで誠凛79-81秀徳
秀徳OFを黒子がスティールし、ボールを伊月が持つが、さらに高尾がスティールし、ボールはコートの外へ
そして誠凛最後のOF、大坪が日向をマークする
大坪「お前のことは認めている。だからこそ全力で止める‼︎」
日向「これ以上借りはいんねーんすよ」
日向(こっちもぶつけたい思いはたまってんだよ。去年トリプルスコアで負けて、現実の壁みたいなの思い知らされて… やめようとすら思った。それでもやっぱバスケが好きで、もがいてもがいてここまで這い上がってきたんだ‼︎)
火神が大坪にスクリーンをかけ、日向は3Pラインよりはるかに遠くへ走り出す
大坪(あの距離から打つのか⁉︎⁇)
『行けーーーっ‼︎‼︎ 日向先輩‼︎‼︎‼︎』
伊月「決めろ‼︎‼︎ 日向‼︎‼︎‼︎」
日向(の声が… 仲間の声が聞こえる…‼︎ 俺はみんなの想いに応えたい‼︎ それが主将だ‼︎‼︎‼︎)
スパッ
残り5秒、日向の3Pが決まる
誠凛ベンチ「「逆転だーーっ‼︎‼︎‼︎」」
誰もが誠凛の勝利を確信したそのとき、
高尾「まだ勝ってねぇーよ」
高尾は緑間にパスを出した