第6章 練習試合 vs海常
まだ始まって3分
試合はかなりのハイペースで進んでいた
火神がシュートを決めれば、すぐに黄瀬はコピーをしオリジナル以上のキレで返す
危機を感じたリコはTO(タイムアウト)を取った
海常side
武内「何じゃこの体たらくはーーっ‼︎‼︎ 寝てんのか、てめぇら‼︎‼︎‼︎」激怒
海常ベンチでは武内の劇が飛んでいる
誠凛side
黒「すいません、予想外のハイペースでもうミスディレクションの効果が薄れてきているんです。僕のミスディレクションは40分フルにはもちません…」
リコ「っっっ‼︎‼︎ そーゆー大事なことはもっと早く言わんかーっ‼︎‼︎‼︎」激怒
誠凛ではリコの劇が飛んでいた
そして試合再開
少しでも気の抜いたディフェンスをすれば、海常がボールを取りシュートを決める
そして黄瀬が火神のダンクをブロックした
その後2人で何か話し、いきなり火神が笑い出した
火神「アッハハハハ…」
全員「「⁉︎」」
火神「ワリーワリー、ちょっと嬉しくてさァ。そーゆーこと言ってくれる奴久しぶりだったから。やっぱ人生挑戦してナンボじゃん?強ェ奴がいねーと、生きがいになんねーだろが。勝てねぇぐらいが丁度い‼︎‼︎」
(火神君…‼︎ 彼は強敵を目の当たりにすると笑うんだ……)
火神「それにお前の弱点分かったしな」
黄「弱点?」
火神「いくら身体能力が優れているお前でも、影を極限まで薄めるバスケスタイルはできない。……つまり、コイツだろ‼︎ お前の弱点」
火神はそう言いながら、黒子の頭をガシッと上から掴んだ
火神と黒子以外の全員が驚いたのは言うまでもない
そして第1Qが終了
誠凛27-35海常