第3章 光と影に出逢う
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【私立誠凛高等学校】
私は今日からここの生徒になる
男子生徒A「なあなあ、あの子すっげー可愛くね⁉︎ 新入生かな?」
生徒B「うわっ、ほんとだ‼︎ マジ可愛い///」
(何か周りの人たちにジロジロ見られてるんだけど気のせいだよね……?)
私は周りの生徒達が自分の噂をしているとは夢にも思っていなかった
(それより彼を探さないと…‼︎)
私は水色頭の彼を探すため、辺りをウロウロしていた
(あっ、あの本を読みながら歩いてる少年は……‼︎‼︎)
私は彼のもとへ走っていった
『すいませーん‼︎‼︎』
「…………。」
彼は自分が話しかけられているとは思っていないようだ
(フフッ、確か初めて出会ったときもこんな感じだったなあ…)
彼と出会った2年前を思い出し、自然と口元が緩む
『すいませーんっ‼︎‼︎‼︎』
私はさっきよりも大きな声で彼を呼んだ
「……僕ですか?」
『はいっ、あなたです‼︎‼︎』