第33章 モデルデビュー!?
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メイクルームにて
メイクさん「あら〜ん♡ ほんと、すっごく可愛い子じゃな〜い♡ ダイヤの原石ね! 腕がなるわぁ〜〜♡」
『お、お願いします…』
私は、所謂お姉系の男性メイクさんにされるがままにメイクされていった
化粧水、下地、ファンデ、お粉、アイシャドウ、アイライン、マスカラ、グロスなどなど……
お化粧ってこんなに道具使うの?!って驚かされるぐらい、色々と顔をいじられたような気がする…
メイクさん「フフッ、使う道具の多さにビックリしてるのかしら? 言っとくけど、そんな厚塗りしてないわよ〜♪ アナタ元がだいぶ良いから、少しメイクするだけでほんと良く映えるわぁ〜♡ はい、これでお終いよっ♡♡」
そう言われて、私は目を開け鏡で自分の姿を見た
『わあ……っ! 凄い……』
(まるで自分じゃないみたい……!!いつもの何倍も目が大きく見える…←)
メイクさん「お人形さんみたいね♡ ほんと、可愛いわぁ〜ん♡」
『あ、ありがとうございます!!お化粧の力って凄いですね……!』
メイクさん「フフッ、アナタの元が良いからよっ♡」
それから、私はヘアセットの代わりにウィッグを被せられた
自分の髪の色と違う色なので、本当に別人のようだった
スタッフ「わあ…っ!ほんと、更に可愛くなったね〜!! それじゃあ、さっそく衣装に着替えて撮影始めようか!!」
『は、はい……っ!!』
(わあ……、ついに本当に始まっちゃうんだ…!どうしよう、すっごく緊張する(泣))
私はこれからの撮影のことを考えガチガチに緊張しながら、用意された衣装に着替えた