第27章 お菓子は正義
陽泉メンバーと別れたであったが、紫原が会場の出口までは送るときかなかったので、今は紫原と2人きりである
『あっ君、わざわざ送ってくれてありがとね』
紫「俺はまだちんといたかったのに〜」
『仕方ないよ』苦笑
紫「ブーーッ。…じゃあ、IH終わってから会ってよ〜。まだしばらく東京いるから〜」
『良いよ‼︎』ニコ
(確か、誠凛も何日か休みがあったはず…)
紫「やった〜、約束〜。スイーツバイキング行きた〜い」
『フフッ、了解♪』
紫「………じゃあ、またすぐちんに会えるんだよね?」
『そうだよ…?』
紫「俺… すっげえ楽しみ〜」
紫原はふにゃっと笑った
『っ……私もすっごく楽しみだよ』ニコ
(ずっと、あっ君に嫌われてると思ってたから、そう言ってもらえると本当に嬉しいな…)
紫「ん。じゃあ、またねち〜ん」
『またね、あっ君‼︎』
そう言って2人は別れた
(あっ君のあんな笑顔…中学のときからもうずっと見てなかった…。またあの笑顔を私に向けてくれたことが嬉しいな…。本当に仲直りできて良かった…‼︎ フフッ、次会うのが楽しみ♪)
は先程の紫原の笑顔を思い浮かべながら、ホテルまで帰った
一方
紫(ちんともうちょっと一緒にいたかったけど、またすぐ会えるし〜 我慢〜。それにしてもちん中学のときより断然大人っぽくなって、更に可愛く…ってゆうか綺麗になってたな〜。俺に優しいとこも変わってない。でも黒ちんと同じ学校行ったのも、ちんが敵なのも嫌だから、せーりん捻り潰して俺のとこ来てもらお〜)
何とも自分勝手な紫原の考えであるが、所謂愛故にというやつだった
そして紫原は部員たちの元へ戻り、結局監督の荒木にコテンパにシメられ、のフォローが意味なかったのはここだけの話