第24章 合宿メニュー試食会
夏休み直前、誠凛バスケ部は重大な危機に直面していた
今年は夏休みの始めと終わり、2回合宿を行うため、民宿は格安で自炊
リコが食事を作るとかなり張り切っているので、その前に試食会を行うことになった
そのときにも料理を振る舞うことになっている
昼休みに家庭科室へ集合だったのだが、は先生の手伝いをしていたため遅れてしまった
『日向先輩っ⁉︎⁇』
が家庭科室へ着く直前、日向が廊下で倒れているのを発見した
『日向先輩っ‼︎ 何があったんですか⁉︎⁇』
返事はない、ただの屍のようだ←
(何があったんだろう…;; とりあえず家庭科室へ入ってみよう)
はとりあえず日向は置いといて、家庭科室へ入ることにした
『すいません、遅れましたっ;;』
が家庭科室へ入ると、天に召された水戸部と変な汗が出ている木吉が目に入った
(えっ⁉︎ この2人もどうしたんだろう…)焦
リコ「今、カレーできたとこなのよ。ちゃんも食べる?」
『あっ、いただきます‼︎』
伊月「ちょっ、ちゃんソレは…‼︎」
小金井「やめといた方が……‼︎」
伊月と小金井は首を横に振り、必死に何かをに伝えようとしている(1年部員も同じく)
はそのカレーらしき物の見た目に若干引きつつも、せっかくリコが作ってくれた物なので食べることにした
『うっ……;;』
(ヤバイ… リコさんの料理はさつき並にヤバイ…;;)
リコ「やっぱり美味しくない… っかな……」シュン
『っ……‼︎』
(リコさんの指、絆創膏いっぱい……)
は死ぬ気で何とか食べ切った←
火神「おい、黒子…。の奴大丈夫なのか…?;; 木吉先輩みたいにスッゲー変な汗出てんぞ…;;」ボソ
黒「僕、お水を渡してきます…;;」ボソ
(さんは、中学のときも他の皆が食べないからって、桃井さんの作った料理やお菓子を食べてあげていました。優しいところはさんの長所ですが、このままでは体を壊してしまいます…;;)
黒子はに水を差し出した