第23章 あの後
青峰side
の家に着きインターフォンを鳴らすと、すぐに出てきた
『わっ⁉︎ 本当に来た;;』
「うっせー。上がんぞ」
『ど、どーぞ』
(コイツの家に上がんの中学ぶりだな…)
中学のときは、よくバスケ部の連中での家で飯食ったり遊んだりした
まあそれも赤司が豹変する前の話だが
『どうしたの、急に…?』
「別に…。電話で話すのがめんどーになったから来ただけだ」
『フフッ、変なの…』ニコ
「っ/// うっせー」
やっぱりコイツは笑ってんのが1番良い
だから俺はコイツにこう言った
「……もう泣くんじゃねーよ」
『っ…‼︎ うん、もう泣かないよ』
「俺が拭ってやれねー涙なんか流すな」
『大輝…』
「それに、俺に負ける度泣いてたらキリねーしな」
『もう泣かないし、負けないよ』ニコ
「それはありえねー。俺に勝てるのは俺だけd」
『じゃないってこと、証明してあげる‼︎』
「ハッ、生意気言ってんじゃねーぞ、ブス」
『大輝こそ、負けて泣かないでよ〜?』ニヤ
「てめぇ…」怒
言い合いをしてるうちに、いつの間にかいつも通りの俺たちになってた
久しぶりにこんな笑ってるを見た気がする
俺が勝ってもお前がもう笑わねーのは分かってる
だけど、せめて泣かないでくれ
俺が拭ってやれねーから
それ以外で泣いたときは、ぜってー俺が側にいてやるから
俺が拭ってやれねー涙は流さないでくれ
『大輝、ほんとにありがとう』ニコ
「別に。じゃあ俺帰るわ」
『うん…』
「……今度、飯作れ」
『フフッ、了解♪』ニコ
「おう」
そう言って俺は帰った
「今回だけはさつきに感謝してやっかなー」
俺はの笑顔を思い出しながら呟いた
それから俺がの泣きそうな顔を思い浮かべることはなくなった