第21章 バスケ部を創った男
木吉side
俺は今、日向と一緒に帰ってるところだ
「それにしても面白いな…。あの2人は」
日向「黒子と火神か?」
「あぁ」
日向「黒子は良いけど火神がなー;; どうも様子が変だ…」
「そうか?むしろ俺には逆に見えたけどな」
日向「黒子が⁉︎」
「そう見えたってだけだ。あとちゃんと話したよ、さっき。日向が着替えるの待ってる間」
日向「と?」
「あぁ。あの子良い子だな」
(良い目をしてる…)
日向「あぁ。アイツはほんとに良い奴だ。にはいつも助けられてる」
「あの子に聞いてみたんだ。「黒子と火神をどう思う?」って」
日向「……何て言ってたんだ?」
「俺の目を真っ直ぐ見て『私、信じてますから』って」
日向「…っ‼︎‼︎」
「『私は何もできないけど、2人を信じることはできる‼︎ 今は2人とも壁にぶち当たってるけど、絶対壁を破って強くなるって信じてます』って言ってた」
日向「……アイツはいつも俺たちを信じてくれるんだ。最後まで。いつもアイツの“信じる”って言葉に力もらってる」
「そうだろうな。俺もあんな良い子がマネージャーになってくれてて嬉しいよ」
日向「『何もできない』っつーのは、間違ってるけどな。じゅうぶん過ぎるぐらい、アイツはマネージャーの仕事をやってくれてるよ」
「それにお前らの言ってた通り美少女だしな」
日向「なっ/// 木吉まさか…‼︎」焦
「え、違うのか?」
日向「いや、そーだけど‼︎‼︎;;」
俺がを美少女だと言ったら、急に日向が焦りだしたのは何でだ?
それから俺たちはたわいもない話をしながら帰った
(期待の1年達に、敏腕マネージャー…。俺のいない間に、またバスケ部は成長したんだな。皆の足引っ張らねーよう、この夏に力取り戻さねーとな)
俺は改めて決心した