第21章 バスケ部を創った男
木吉「去年の夏からちょっとワケあって入院しててさ、手術とリハビリで今まで休んでたんだ。木吉鉄平。193cm81kg。ポジションはセンター。改めてよろしくな‼︎」
1年部員達((この人が誠凛バスケ部を創った人……‼︎))
木吉「でも入院中何もしてなかった訳じゃねぇよ」
伊月「おおっ‼︎ 何か学んだのか?」
木吉「あぁ。花札をな‼︎」キラン
全員「『………。』」
日向「だから⁉︎⁇」怒
木吉「面白いぜ?」
2年部員達「「バスケ関係ねぇじゃん‼︎‼︎」」
1年部員達((えぇぇ〜;; この人がバスケ部を創っ……。えぇぇ〜;;))
木吉「あとこれだけは言っておかねぇとな」
全員「「?」」
木吉「まあ創部したときから言ってたことなんだが…。なけなしの高校生活3年間を懸けるんだから、やるからには本気だ。山登るなら目指すのは当然テッペンだ。…が、景色もちゃんと楽しんでこーぜ‼︎‼︎」
全員「「‼︎‼︎」」
(木吉先輩…‼︎ 確かに変な人だけど… 私は好きだな、この人の考え)
そしてこの日の部活が始まるのだが…
火神の強引なプレー、まわりに頼ろうとしない自己中なプレーに不穏な空気が流れていた
黒「……。」
リコ(ちょっと…。どうしちゃったの火神君?)
木吉(確かに迫力はある…。けどビデオで見たのと随分違うな…)
『大我……』
木吉「…なあ火神君。1on1で俺と勝負してくんねぇ?スタメンを賭けて」
火神「⁉︎」