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妄想BF(仮)

第7章 夏期講習(逢坂紘夢)


私は逢坂くんのことを身近に感じ、思い切って誘ってみることにした。

「逢坂くん、お昼食べた? お腹減ってない?」

「えっ」

「そこのハンバーガー屋さん、前から気になってたんだけど、一緒に行く友達がいなくて…。
よかったら一緒に行かない?」

うちの最寄り駅の近辺にはないハワイ風のハンバーガー屋さんを指差して、私は言う。

彼はちょっと驚いた顔をした。

「いいよ。…ていうか、いいの? 愛ちゃんに誘ってもらえるなんて…」

そう言って、彼は嬉しそうに私の顔をみつめる。

目がうるうるしてるようにも見える。

目が悪いのかな?

私もお礼を言う。

「ううん。付き合ってもらえるならわたしもうれしいよ。
わたし今日の小テスト散々で…気分転換したくって…。
話聞いてくれる?」

「うんうん。いくらでも聞くよ」

逢坂くんが優しく微笑む。

うれしい!

「よかった! 何が美味しいかな? ここのお店」

「アボカドのハンバーガーがあるよ。愛ちゃん好きでしょ?」

「うん。大好き! あれ? なんで知ってるの?」

「そんな気がしたんだ」

「えー? 逢坂くんすごーい」

「ふふっ」

……

fin

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