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七夕

第1章 七夕


「…来年も、再来年も綺麗だと良いなぁ」

そう呟いて君は指輪を月にかざして微笑んだ

「今日は月も綺麗だね」

そう言ってみると、彼女は少し顔を赤らめて、
かざしていた手はそのまま僕の肩を引き寄せて抱きしめた

彼女の息が離れると、二人で笑った

笑い声が夜空に響き渡る
この声は天の川にも届いていれば良いな

そう思いながら
僕はもう1度、彼女を抱きしめた


7月7日
この日がこれからも晴れますように…


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