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七夕

第1章 七夕


「わぁ、星が綺麗だね」

「そうだね」

彼女を連れて僕はあの日、高台にいた
抱きしめていた腕を突然離して、

「ねぇ…」

期待と不安を込めた目で見つめた彼女の指に僕は指輪をはめた。君は笑っていたんだ

『私は幸せだって』

今日でちょうど、1年…
だけど、君は素知らぬフリをして去年と同じあの高台から星を見ている

「綺麗だね」

「そうだね」

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