第1章 はじめまして
………まだこっちきて…何時間だ?そんなに経ってないのになんだこの疲労感…が居るからまだいいものを……俺だけだったらと考えると恐ろしい…
『…あんた本当にどっから入ってきてるの?』
「それは聞かない約束だろ?」
『ちょっと合わないうちにボキャブラリー増えたね』
「ぼきゃぶらりー?」
『んー、……沢山言葉覚えたねってこと』
「おー!なる、毎日勉強してるからな!」
『偉い偉い!』
「へへへへ….////」
……………ぜんっっっっぜん!全然集中できない!!!
「ってか何!なんで居んだよ!なんで和んでんだよなんなんだよ!」
『 なん って今何回言った?……あ、今日の夕飯ナンにしようか?なる食べたことある?ナン』
「ナン!?ない!食べたことない!!」
『じゃあ決まりー』
「人の発言で夕飯の献立決めるな!」
「みてみて!なるも書いたぞ!」
「あ、オマエいつの間に…勝手に使うなよ」
「硬いこと言うなよ、ジュノンボーイ」
「………あのな、オマエに【こといしなる】って名前があるように、俺にも名前がある」
「なぜわかった!なるの名前!!」
「バカにしてんのかバカなのかどっちだ?」