第1章 はじめまして

「……はぁ、まったく……」

『私も出て行った方がいい？ジュノンボーイ』

「だぁかぁらぁ！ジュノンボーイじゃねぇよ」

『あっはははは！ごめんって！まぁこんな所だけどさ、皆悪い人じゃないから。大目に見てよ』

「……悪い人じゃないって………はぁ、」

なんかすげぇー疲れた………

『何か久々だねこうやって清くんとゆっくり話すの…向こうじゃ何かとバタバタしてたからさ』

「そうか？まぁ荷物やらなんやらあったけど」

『館長ぶん殴った後始末だれがやったと思っと？』

「スミマセン」

『向こうの後始末も、こっちの手配も清くんがボーッと落ち込んでる間に私はあっちに謝ったりこっちにお願いしたり自分の支度したりでそれはもう…』

「わかったから！ごめんなさい！」

『ははっ、ウソだよ、それがマネージャーである私の勤めなんだから全然…ってか好きな人の力になるのなんて当たり前だよ？だからこっちでもなんか困ったことあったら遠慮なく言ってね？』

「あ…うん////その…ありが…」

「うんうん。なるもジュノンボーイの力になるよ」

何故いる！？
どこから入ってきた！？
ってか今良い感じだったのに！！
久々にキュンってしたのに！！！
俺のキュンを！の優しさを返せ！！

『なる、どっから入って来たの？』

「とっぷしーくれっと！！！ん？コレなんだ？」

「あ、それは！！」

『ダメだよ勝手に人の触っちゃ、じぃーちゃんに言いつけるよ？』

「！？そ…そ、それだけは…」

「いーから、出てけって！」

ポイッ


『こ、子供にそんな……』

「常識考えて人ん家に勝手に入るのは犯罪です」

『確かに…』

「はぁ、ちょっと書くわ」

『はいはい』