第5章 会いたくて
川神 京介side
京介「大丈夫か?」
遥『え!何が?』
京介「いや、なんか、気分悪そうな顔してっから……」
遥『そんなこと、、無いよ。』
何か考え込むようにして指輪を握りしめどんどんと顔色が悪くなって行くのをみて驚いた
俺、なんか悪るいこと言ったのか……
京介「まぁ、2限目終わるまで寝とけよ。また、起こしてやるし」
遥『うん、じゃあ頼むね』
京介「任せとけ」
そして、遥が寝てから数分たった
晶「きょーちゃーん!お邪魔しまーす」
京介「うるせーよ。今遥が寝てんだから黙ってろ」
保健室常連者、遠野 晶。
保健室に来る理由は『数学嫌いなの〜』らしい
勝手に椅子に座りくつろぎながら喋り出す
晶「きょうちゃん、何で先生の事名前で呼んでるの?」
京介「対して俺と歳違わねーからだよ」
晶「へぇー、きょうちゃん何歳?」
京介「今年で24」
晶「同い年なんだね〜」
京介「てか、なんで遥の歳しってんだよ」
晶「自己紹介したからだよ〜」
なんて、喋ってると呼び出しがかかった
「川神先生。川神先生。職員室までお越しください」
晶「きょうちゃん呼ばれてるよ〜」
京介「あー、うん。行って来るわ。2限目終わったら遥起こしといて」
晶「はーい、いってらっしゃーい」
京介「いってくら、、」
クルクルと椅子を回しながら気の抜けた返事をする。
あ、あいつと遥一緒にしてよかったか?
まぁ、あいつなら手ェーださねーだろ
なんて、思いながら俺は職員室に向かった