第5章 会いたくて
「一体どうしたらこんなになるんですか……?」
遥『あの、2年運動しなくていきなり走ったらこうなります。。。』
1限目遅刻したうえに2限目保健室で休憩
うわぁー、2日目からやっちゃったよ、、、
「まぁ、筋肉が張ってるから取り敢えずシップ貼っとくな」
遥『あ、ありがとうございます。えーと、、、』
「川神 京介(かわかみ きょうすけ)。先生はあの、やんちゃ組の全担任の上杉遥だろ?」
遥『はい。って、なんで知ってるんですか⁉︎』
別に先生たちの前では自己紹介してないよね!
太ももとふくらはぎにシップを貼ってもらいつつお互いの自己紹介をする
というか、私の自己紹介はいらないっぽいけど……
京介「あぁ、敬語はいらねーよ。俺のことも京介って呼んでもらっていい、多分同い年だろうしな」
遥『えーと、じゃあ。ありがと、京介?』
京介「はは、おう。どういたしまして遥」
おぉ!
なんか、会社よりも教師の方が仲良くするのかな?
前とは違って仲良くしましょう感が漂ってる。
京介「遥って、誰かと結婚の約束でもしてんの?」
遥『……いきなりなんで?』
京介「いや、首からぶら下げてる指輪。それ、婚約指輪だろ?」
遥『これは、、そう言うのじゃないと思う。』
布団に横になってた私は朝もやっていたように
指輪を握りしめた
どんな意味を込めて魁斗が私に送ったのかはわからない。でも、これが私と魁斗を繋ぐ唯一の物だから……