第4章 仕事ってしんどい。
遥『2時って生徒は寝てなきゃいけない時間でしょ!!なんで出歩いてんの⁉︎』
大谷「先生覚えてねーんすか?」
遥『なにを?』
大谷「雨降ってたんで先生の部屋あがらせてもらったら風呂入れって言われたんで入ったんすよ」
まだ、微妙に濡れている髪をタオルでわしゃわしゃとふいていた大谷くんは床に座り出した
そんなこといった記憶がない……
大谷「まぁ、今から出てって誰かにばれて退学とか嫌なんで今日は先生の部屋に泊まらしてもらいます」
遥『ダメだよ!!それはダメ!』
泊めたのがばれたら私のせっかくの仕事が首になる!!
大谷「俺、あいつらと違って欲求不満じゃないんで」
遥『う、でも先生と生徒だからさ……その、ばれたりしたら……ね?』
どこから取り出したのか今日の朝読んでいたエロ本を読み出した
1番欲求不満そうに見えるんだけど
大谷「あー、それぐらいなら大丈夫っすよ。」
いや、大丈夫じゃないよ!
私には一大事だよ!!
大谷「ここ、俺の祖父が創立者なんで」
遥『……大谷くんの…祖父?』
一瞬で先日私の家に来たおじいちゃんが頭に浮かんだ
え、、、うそ、、
遥『ぜんっぜん似てない……』
大谷「よく言われます」
それから何分間私は放心状態だったのだろう?
ただ、ひたすら横で「おぉ!」とか「やっべ」と言う声が聞こえていたのは覚えてる