第1章 《ダイヤのA》バカでも風邪は引く
次の日ー
朝練の為、早朝から学校に。風邪もすっかり治り、いつも通り登校しながら写真を撮る。
「あ!春乃ちゃん、おはよ!」
「真澄先輩!おはようございます!風邪、大丈夫ですか?」
「大丈夫!ありがとうね!」
学校に着くとグラウンドでは既に部員達が準備していた。流石と言うべきか早い。
「お?真澄、おはよ」
「み、御幸くん…なんで名前なの…?」
「気分だよ、気分」
昨日のがはフラッシュバックし、顔が熱くなる。それと同時に皆にも迷惑を掛けていたことに気が付く。
「み、皆さん!昨日はご心配お掛けしました!もう、すっかり元気です!」
「なら、良かった」
「ヒャハ!それだけ元気なら問題ないな!」
「体調管理はしっかりしなきゃダメだろーが!!」
結城キャプテンに倉持、伊佐敷先輩達、皆にそれぞれ言葉を貰い、それもプラスされてさらに元気を貰った。
「全員、グラウンドに集合!!」
結城キャプテンの掛け声に部員全員が答えてグラウンドに集まる。
「真澄」
「な、なに?御幸くん」
「昨日の真澄は一段と可愛いかったな」
「なっ///」
「次は今度みたいにはさせないからな」
「こんなところでその話、持ち出さないでよ!!///」
「はっはっはっ」
いつものように快活に笑いながら、皆の集団に混じって行った。
完ー