第3章 妹の想い
そうだ、俺だって昔から思ってたんだ。
俺のこの思いが溢れてしまうことで、妹や父との関係を壊してしまうなら、今の関係でい続けよう…。
俺はそう思っていたんだ。
でも、妹も同じ気持ちで居てくれた。
俺は自分の部屋に戻って、一人で泣いた。
そして、あれから何時間たっただろう。
泣き疲れて寝てしまった俺の身体が誰かに揺すられる。
「お…ちゃ…、お兄…ん、お兄ちゃんてば!」
妹の声が聞こえて、はっと上体を起こす。
「もー!こんな時間に寝たら、寝れなくなっちゃうよー。」
「…よ。」
「ん?何か言った?」
「別にいいよって言ってんだよ!」
ぐいっ!
妹の腕を思いっきり引っ張り、抱きしめる。
「えっ///イキナリどうしたの、お兄ちゃん!」
完全に混乱している妹の言葉を遮るように、俺は妹にキスをした。
チュ…
「おにぃ…んっ…あっ、や…め…んっ。」
イヤラシイ音を立てて、俺は妹とキスをする。
やがて、妹は抵抗しなくなった。完全に俺に身体をゆだねている。
口を離す…
「んっ…はぁ。」
しばらくの間、沈黙が流れる…。
「なあ、お前さあ、俺のこと好きか?」
「えっ、なんでイキナリそんなこと聞くの…?」
「俺はな、もう我慢できねぇよ。小さい頃からお前が好きだった。家族を壊さないためにと思ってたけど、もう無理だ!」
ドンッ!
俺は妹をベットに押し倒す…
「お前が俺のことを好きって言う証拠がほしい。言ってる意味分かるよな…?」