第3章 妹の想い
強引に押し倒した、妹の細い体…。
顔は恐怖に怯えているのが、分かった。
でも、俺の体は止まらない。
「お兄ちゃん、なんでこんなことするの…?」
妹の目には涙が浮かんでいる…。
「ゴメンな、ゴメンな。こんな兄ちゃんで…。でもな、俺はお前が好きだ。妹としてじゃない。一人の女として…。」
妹は驚きながら、こう言った。
「それ、本当…?」
「ああ。本当だ。」
「私ね、お兄ちゃんのこと、好き…だよ。男の人として…。だから、ね。お兄ちゃんになら、何されてもいい!」
そう言い切った妹の表情はとても、明るく、精一杯の笑顔だった。