第3章 ~興味~
「王様、一体何処に居るべか・・・」
「キキィ、キィ。」
「部屋に居ねぇべし、仕事だべか・・・」
「キィ~・・・」
少女は、荷台を押しながら王を捜して居た。
打が、中々見付からず途方に暮れて居た。
「どうすっぺか、此・・・」
「キキィ~・・・」
そして、荷台の上で眠る様に動かない少年(周りから見えない様に布を被せた)に目線を向けた。
「此はおら達じゃどうしようも出来ねぇし、打と云って此のままほっとけねぇし・・・」
「キィ!キキィ!!」
「あの人さ相談すんのか?大丈夫だべか?」
「キキィ、キィ!」
「・・・んだな。此のままじゃ埒明かねぇし、行くべ。」
何か突破口が見えた少女は、魔の者と一緒に有る場所に向かった。
少女は、有る者の部屋に居た。
そして、此までの経緯を話した。
其の者は、少女の話を無言で聴いて居た。