第11章 あらたなひかり
いきなり僕をよぶ声が聞こえた。
あの声は絶対に彩さんだ
------------------バタバタ
なんて可愛らしんだ。僕はそのとき実感した。
でも
さっき僕を無視したこと・・・悔しかった。
ちょっと冷たくしようかな。
「なんですか?
僕なんかに用事なんてあるんですか?」
静は少し強気に言葉をだした。
「え・・・静くん?」
いつもと違う・・・
「何?この子。静くんはわたしと遊んでたのよね~」
女の人は静くんの腕に絡み始めた
--------------ドキ
嫌・・・私どうして・・・なんか胸が痛い。
私は目を疑った。
彼の目は私を必要としていない・・・
完全に自分の場違いじゃない。
これだったら謝る理由もないよね・・・私真剣に考えてたのバカみたい。
「あ、あのね。さっき帰りに目があったとき呼ばれた気がして・・・きになって静くんの部屋の階まできてみたんだけど・・・。私場違いみたいだね・・・ごめんね。
たのしんでね?」
胸がズキズキしてその場になんてたっていられかった。
すぎにでも逃げたくって、静くんの横を通り過ぎた。
そのとき少し触れた肩にまた辛く感じた彩
エレベーターに駆け込んで部屋に戻らず外にでた。