第11章 あらたなひかり
私は帰宅後もあの静くんが私に助けを求める声が忘れられない。あれだけあの子と守るって決めてたのにこういう時に勇気がない私ってほんと情けない。
ただただあの場が怖かっただけ、あの日助けにいった
時を思えば簡単なのに・・・
そんなことを考えてたら、外はだんだん暗くなっていた。
彩はその場からじっとしてられなくなり
外にでた。
静は3階だったことを思い出し、とりあえ三階に行けばなにかわかるかもしれないと・・・
だめだ・・・謝りたい・・・
-------------------三階
勢いで降りてきたものの
会えることってないんじゃないかな・・・
部屋番号わからないし・・・
『ねー部屋いれて?』
あ、この声あのとき静くんにしつこくしてた
女の子だ。
「だめですよ?僕、女の子は部屋にいれないんです。」
あ、いた!!!!
私はその場にたっていられず声の方に向かって走った。
「静くん!!!!」