第11章 あらたなひかり
彼女を追いかけようとしたけど・・・
遅かった。それを拒んだのは近くにいた女の人。
この人の名前は最初いってたけど興味なんてなくって
聞く気もなかった。
あのとき彼女を引き止める言葉が出ていれば
傷つけることなかったんだよね・・・僕いつもこう不器用なんだ。
ここまでさがしに来てくれて、あの時読んだことも気づいてくれる。そんな愛らしい彼女に会いたかったのは僕も同じなのに・・・意地張って強がって拒んだ。
---------------------------------クス・・・ヒッ
なぜかナミダが止まらない。
別に静くんがだれと仲良くしてようと関係ないこと。
むしろ、静くんはあれだけ自分を変えることもできて
仲良くなれてそれこそよかったとも思ってる。
どうしてなの・・・
おちついてわたし
そうやって思うたびにこの涙が止まらなくなる。
エレベーターは一階に止まると
走って学園内にある広場まで涙を流しながらすすんだ。