第11章 あらたなひかり
「はい。」
そう返事する彼に私はまた疑った。
あんなに暗い表情していた彼が今逆に輝いているきがする。
彼なのは間違いない
あのとき私が勝手にみた素顔はすっごく素敵だったの
あの輝きがいまここにあるみたい
「おお!青木静だよな!俺、赤坂晃っていんだ。よろしく!」
見つめ合っていた私たちを遮るように
晃の声が響いた
「は、はい。ぼくは静ってよんでね。」
「わかった!静だね!静ってすっごく自分をもってるひとだなっておもったけど、可愛いね!男にこんなこというのもあれだけど、俺そう思う!」
「か、僕かわいいですか?」
「・・・ふふ。すっごく可愛いです!静くん!」
あははは
晃くんってほんとすごい
これだけ関わりがうまい人はきっとこれからも
そうやって仲間を増やすこともできるし
きっとファンも大勢いるんだろうなぁ
あれほど人見知りだった静くんも
こんなに笑えてる
なんだかこんな日々が幸せに感じます。