第11章 あらたなひかり
私たちはHRを終えると
それぞれの科の講義をうけにいった
そういえば明日のこと
晃くんに伝えるの忘れてたよ・・・・
明日サプライズでもしたらきっと晃くんはよろこんでくれるかな?ふふ
楽しみ~♪
-------------------------帰宅の時間
今日もたくさん勉強したけど
デザインのこと先生にダメだしされたなぁ
いつになったら自信もってかけるんだろう
彩はため息をつきながら帰宅しようと
靴を履き替え外にでていた。
寮まではそんなに距離はないから
散歩して遠回りしてみようかな・・・
彩はいつもと違う道から寮まで歩いて帰ろうと思い
広がる花畑をみながら帰ることにした
「すごい綺麗だなぁ。みんな元気に咲いててかがやいてるね。」
『ねーねー静くんってさ、どんな人が好きなの?ねー』
『わたしのクラスだったよね?すっごく変わったね!』
『そのかみがたも似合ってるよ♪』
ワイワイ
ここまで聞こえる。
静くんって、あの静くんかな?
下駄箱から離れたところにいた彩は
聞こえてくる声に反応し、聞こえるところに目を向けた
あ、やっぱり静くんだ。
なんだかいろんな人と話せてる。
慣れてきたのかな?
『ねーねー!静くん』
「は、はい。なんでしょう。僕用事あるんで。」
『えー!もう?もう少し話しよーよ。ね?』
そうやって男の子の手をひく女子三名。
すっごく勢いある人たち。