第10章 過去と未来
「俺は・・・」
俺はこんな性格だからここでいうべきか悩んでいた。
『はやくいっちゃえ!』
悟はずっと茶化している
すると
-----------------------キ---------------ッ!!
「えっ?!おぃ!!!!!」
目の前であいつが車に引かれていた
その途端、信号が青にかわった
そばには小さい男の子
あぁ、あいつはきっと
コイツを助けたんだろうな
「涼!!!怪我ない?
きゃ--------------!誰か!!!!きてください!!!!」
おれはこれでもかっていうくらい
何がおきたのかわからなかったが
はしってあいつにはやく触れたくって・・・
側によった
あいつのあたまからドクドクと流れる血
きゃ-------------!
周りが騒ぎ出す
だれか救急車
おぃ早くしろ!
おれはただただ立ち尽くすしかなった
あいつの冷たい手をにぎって
そこにいるしかできなかった
近寄った時にはもう
あいつは息をしてなかった
『おい!!!!しっかりしろ!洋!』