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僕らのかたち

第10章 過去と未来







ふいにカーテンを開けると
青空が広がっていた。



こんな天気の日に外にでないでもったいないよね。
特に用事もないけど、ふらふら出かけてみようかな。




















洋服どうしようかなっと迷う彩。
紺と白のボーダーのワンピースをきて
軽くメイクをして出ることにした。



用意できたし・・・行こっかな。





-----------------ガチャ







「洋!・・・いきなりどうしたのよ!」



「あぁ?今日は休みたいんだ。一人にしてくれ。」



彩が玄関をでて鍵をしめようとすると
声がいきなりした。



『・・・あ、ごめんなさい。』



へんなとこでまた鉢合わせしてしまった。
私っていつもタイミング悪い・・・。






『あはは・・・気にせず。失礼します・・・』

彩はなんにもなかったかのようにすぐ過ぎ去ろうとしたのだが・・・
「俺さ、彼女できてさ。もう来ないでくれないかな?」




黒崎は彩の腕をつかみ
逃がさないとばかり止めた。



「は?洋が彼女?固定の女つくるなんて珍しいわね・・・
どういった理由なのかしら。」





あ、この人この前と違う美人さん。


二人の会話についていけず
彩はぼっとするだけだった。



「あ?理由なんて、ないよ。
ひとりの人を愛したくなったんだ。これじゃだめかな?」




黒崎はメガネをクイッとなおすと
彩の耳元で女の人にもきこえるようにいった。


「俺を癒してよ。彩」


「は?!ありえない!洋なんか最近おかしいわ!色んな人にも聞くけどどうしたの?そんな女の子相手にして!
とうとう頭おかしくしたの?」

「お前のほうが頭おかしいだろ。お前みたいな美人ならもっといるだろ男が。俺なんてもったいないからな。」



「わたしは洋がいいっていってるじゃん。訳のわからないことを・・・」











すると彩を洋は向いの部屋へおしいれた。


「きゃっ?!黒崎先輩?!何っ?!」
玄関に転んだ。







彩はいきなり押し入れられたと同時に外に出ようと玄関の扉を開いた。
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