第6章 暗闇の青
?「・・・・ぼく。僕。あなたに迷惑かけて、だれも傷ついて欲しくなかったんだ。こんな思いするの自分だけで十分だって・・・クスン・・・」
すると長い前髪をかき分けた彼の左目から涙が見えた。
いきなり彼は泣き始めてしまったのだ。
彩「あ、あ、どうしましょう。わたしはへーきですよ!わたしはあなたが悲しむのみたあさくないんです!!
泣かないでくださいね?ね?・・・・あっ。これあげます!!」
彩はどうにかしないと思い。
カバンのなかからオレンジのキャンディーを一つ彼の手に握らせた。
彩「これ・・・甘いですよ!おいしいです♪」
彼は握られたキャンディーを必死に開けて
口に入れた。
?「・・・・・・・・・・・あ、あまい。
僕、これ好きです。ニコ」
彼は彩の前で笑顔をはじめてみせた。
彩「・・・綺麗・・・・。笑ったほうがかっこいいです素敵です!!!ね、こうやってするともっと・・・ハイ!」
彩は彼の長い右目にかかった前髪を耳にかけてあげた。
彼の目は青く透き通っていた。
外人さんみたいに美人さん。
よくみたら髪色も紺色なんだね。
彩「もっと自分に自信もってください!笑顔が一番です、、、素敵ですよ!エヘヘ」
彩はもっと笑顔をみたくて
彼の頬っぺを無意識に両手で包こんでしまった。
?「・・・///イタっ」
彼にはたくさんの傷があったのを忘れていた。