第14章 檻の中のきみ

「先輩！！！大丈夫ですか？」
声をかける彩



「・・・あぁ・・・俺は・・・」
苦しそうに声をだす悟

「・・・大丈夫ですよ？私たちがいるのでちょっと休めるところに行きますよ？」


「・・・」


だんだんと意識が朦朧としてくる悟。
ついにはしゃべらなくなり、重さがドッと二人にかかる。




「ちょ・・・先輩？！しっかりです！！！
晃くん、いそご！！」

「あ；；あぁ」








二人は重くなる悟を背負い保護室へむかうのであった。