第14章 檻の中のきみ
悟がその場につくと・・・
先客がいたようだ
「あれは、晃?」
目の前で練習をしてるのは晃、赤坂晃だった。
あのフェスティバルから結構たったが
相変わらず練習はしているようだ。
「眩しいな・・・俺もあんだけ輝いてるのかな。」
悟は晃の邪魔をしないようにそっとそばに寄ってダンスを見ていた。
「ふぅ・・・ふぅ・・・つかれた~!」
背伸びをする晃
汗を拭き取りながら次の練習をしようとしたら
そばにいた悟に気付き驚いた。
「は?!!さ、悟先輩!!!どうしたんすか?;;」
「いや、俺も踊ろうかと思ってここにきたら先客がいたもんでちょっと盗んでみてたんだ。」
「あ、じゃ俺もうかえりますよ?」
「あ、いいいい!別におれは練習ってもんじゃないし。気分晴らすためってかんじだからさ?
あ、じゃ一緒におどってもいい?
この前みたいにさ」
「え?!全然いいっす!俺なんかでよければ!!ぜひ!」
悟は心のいらいらを晴らすように
この前と同じ曲を一緒に踊ってみた