第13章 新たなステージ
「え?!知らないの?
あのね・・・高坂学園は三年生っていう学校だけどね
卒業イベントで成功した人たちはいち早く社会にデビューできるのよ。だから一年だって、誰かとペアをくんで参加できるの。でも、チャンスは3度だけ3年経つとデビューもできななくなるの。この3年間が保障期間ってわけね?」
「そうなの?!はじめて知ったよ。てっきり3年でイベント出れればOKなのかと・・・;;」
「うんうん・・・まぁたしかに3年で参加できて成功すればいいんだけど。ペアってところが難しいのよね。いい人はすぐに奪われるからね♪」
そんな制度だったなんて・・・私すっごく余裕もってたけどそんな場合じゃないんだね。だから、周りの子も毎日ペア探しとかしてるのか・・・私どうしよう;;
「だ・か・ら
ここで青木君でしょ?
あんたのペアは青木君以外いないわ。この未来予想図完成させてからのあんたの人生でしょ?ふふ」
ひとみがいつにもまして光っている。
キラキラ・・・だ。
「・・・でも。」
チッッチ
ひとみは彩の目で指を振っていた。
「そこで、あんたの返事を彼に言うことはわすちゃダメよ?
彩の中ではきっと答えはきまってるからそれでいいと思うの。私はここまでね入れるのは。彩なら平気よ。」
ひとみはなんでも知ってる。
頼りになる大好きな友達・・・
「うん!!!ありがとう。静くんにはちゃんというつもり。
私ずっと・・・あの人を心で感じてきたの。
ステージにあがったらどれだけの人が喜んで
みてくれるのかなって・・・ふふ。
実現してみたいな。
ほんといっつも助けてくれるひとみが大好き!」
彩はひとみに抱きついた
ーーーーーーーーーーーーーーーギュ
「よしよし♪」
あんたも大変ね。
あんな王子さまたちに愛されながら今度はこんな身近な人にまで。ちょっと羨ましかったりするけどね。
彩の才能はこんなんで潰れてしまってはもったいないくらいのものだから応援してるんだからね?