第52章 表と裏
クロはどうやら最近入ったばかりのリエーフにレシーブ練習をさせているらしい
葵
「……と、いうことは?」
私はネット際に立つ2人を見た
木兎さん
「早く来いよー!チビチビ」
葵
「3人で、するんですか?
ていうか、僕にもちゃんとした名前があるんですけど」
赤葦さん
「俺、赤葦 京治」
木兎さん
「俺は木兎 光太郎!!」
いきなりの自己紹介に少し戸惑う
葵
「え、えと………
津田 葵 です」
木兎さん
「!? どんな字書くの?」
頭にハテナが1つ飛んだきがした
そして、空に指で自分の名前を漢字で書く
木兎さん
「まじか!?
俺、お前と同姓同名漢字ドンピシャのバレープレイヤーが好きなんだよ!!」
葵
「そう、なんですか」
赤葦さん
「ほんと凄いな……」
さらに私の頭の上にはハテナが飛び交う
私と同姓同名漢字ドンピシャのプレイヤーなんているんだ、なんて少し感動しながら
木兎さん
「じゃあ、葵でいいか?」
葵
「あ、はい」
木兎さん
「よし、じゃあやろーぜ!」