第51章 1週間ぶりに帰ってきたらとんでもないことになっていた
それから2週間後………
田中さん
「夏!!休み!!だーーーっ!!
やることは大して変わんねーけど なーーーーーーっ」
菅原さん
「田中暑苦しい」
葵
「あついぃ………」
菅原さん
「うわ!葵が溶けてる!!」
潔子様
「皆……
自主練の前におにぎり 要る?」
葵
「おにぎりっ!?」
床から手をついて上体だけ起こす
潔子様、やっちゃんの両手にはお皿いっぱいのおにぎり
そして、武田先生が持っているのは麦茶
葵
(お、おいしそう……!
ハッ!!
ダメダメ体重を思い出せ津田 葵!!
いやでも………ちょっとくらいなら……
ダメだってば!!!)
大地さん
「何やってるんだ?葵は」
菅原さん
「何かと戦ってるべ」
潔子様
「もしかして、おにぎり嫌い?」
葵
「そんなこと滅法にございません!!
その、ええと………
体重が……ちょっと
増えてまして」
最後は小声で早口で言った
潔子様
「なるほど……
それは女の子には大変な問題だけど……
でも葵は動くんだからしっかり食べなきゃ
それに、全然太ってないよ?」
葵
「そ、そうですか?」
(潔子様は優しいです………
しかし、太ってないのはお世辞でしょう……
現に、数値が………ああ、思い出しただけで倒れそう)