第46章 デンジャラス アウェイ
菅原side
菅原
「あー、まあ元気出せ
今日は俺が上げてあげるから、バレーやって元気出すべ! な?」
パアアっと葵の表情が明るくなる
いや、表情は大して何ら変わりはないけど、目がめっちゃキラキラしてるべ
ああ、もう
かわいすぎる
そんなカオされたら、勘違いしそうだ
葵
「じゃあ今日は、菅原さんにしかトス呼びません!」
!?
え、ちょっと、え、え、?
とりあえず、とりあえず落ち着け
津田さん?俺にしかトス呼ばないって、どういうこと?
いけないと思うぞ!俺は!!
いや、でも嬉しいと思う自分がいる
いな、もう嬉しい
菅原さん
「おいおい、俺にしかトス呼ばないってそれじゃあダメだべ?」
いやいやいや、何言ってるんだお・れ・は!!
葵
「ダメ……ですか」
ああ、シュンてしたところもかわいい……
じゃなくて
菅原さん
「別に葵のこと嫌いじゃないべ?
けど、練習してるのに1人に執着したらダメだろ?」
葵
「………ハイ」
「あ、着替えに行ってきます」と彼女が去っていった
月島
「良かったんですか」
菅原さん
「え、何が」
月島
「………」