第46章 デンジャラス アウェイ
日向
「コーチッ」
繋心
「!!!」
ガッシと日向に掴まれる繋心
繋心
「ま……まぁ学生である以上避けては通れんよな……」
日向
「そんな……!」
おい、目逸れてるぞ
明らか怪しいでしょ
葵
「実は繋心も悪かったんじゃないの〜?」
繋心
「うっ、うっせぇ!
日向よ!根性だ!!
気持ちが大事だぞ!」
日向
「精神論!!」
菅原さん
「日向 そこまで思い詰めなくても多分大丈夫だよ」
日向
「!! おれ高校入ってから60点満点の小テスト
2ケタ以上の点数殆どとったことないですけど大丈夫ですか!?」
菅原さん
「えっ」
日向
「えっ」
葵
「ちょっと待って!?
それで何で僕より下なの!?」
菅原さん
「葵は2ケタ以上取ってるの?」
葵
「もちろんですよ……!」
菅原さん
「毎回?」
葵
「え?えーと……――」
菅原さん
「数える程かよっ(笑)
おいお前ら菩薩顔ヤメロ!!
諦めてんじゃねぇよ!」
田中さんと西谷さんが手を合わせて菩薩顔
私も合掌しとこう
菅原さん
「葵もマネしちゃだめっ」
バッと手を引き離された
両腕が菅原さんに掴まれる
も、すぐ離された
なんだろう、何だか名残惜しい気分……
気のせいだよね
武田先生
「やればできる
ダイジョウブダイジョウブ」
繋心
「先生もしっかりしろ!」
蛍
「あはは 阿鼻叫喚」
「狼狽えるな!!!」
大地さんの声が響く
大地さん
「テストまでまだ時間はあるんだ……
このバカ4人と、バカなのか賢いのかわからない1人を抜いて烏野のMAXが発揮できるか!?
いやできない!!」
田中さん
「うれしいような悲しいような」
葵
「その1人ってやつは誰なんだろう(笑)」
大地さん
「やってやる……
全員で……
東京行ってやる……!」
菅原さん
「目ぇ据わってる!!」
旭さん
「こわい!!」