第42章 One for all , all for one.
葵
「田中さん!?」
すかさずタイムをとって、田中さんの元へ皆が駆け寄る
田中さん
「スンマセン
足捻ったみたいッス」
タハハと少し顔を歪めながら笑う田中さん
ベンチへ運ばれる際、田中さんが私の肩をポンとたたく
田中さん
「津田、頼んだぞ
俺の分まで決めてこいよ」
ニッと笑う田中さんに私は「はい」と力強く答えた
繋心
「葵、あんまり無「わかってる」
葵
「わかってるよ
無理に動け、でしょ。まかせなさい」
親指を立てて、コートへ駆け行った
繋心
「ちげーよ!
……あんま無理したら承知しねーからな」
及川
「おっ
いらっしゃい、葵ちゃん♡」
葵
「いらっしゃいましたよ、及川さん♡」