第37章 "及川"という男
日向
「ギャーッ
またっ………!」
日向が仰け反りかえった
旭さん
「これで4本連続サービスエース……」
今、青城の初戦を観戦している
青城が勝てば、私達と明日対戦することになる
繋心
「威力は言うまでも無えけど
あのコントロールもえげつねえな……」
日向
「でも!練習試合の時、津田があのサーブとったから
あのサーブさえなんとかすれば……!」
繋心
「お前、あのサーブとったの!?」
葵
「うん」
菅原さん
「確かにサーブは恐いけど――
"セッター"としての及川は
俺達にとって完全に未知だ」